初のお遍路と反省点~準備物編~

初めてのお遍路。準備物は最低限必要なものをそろえてみた!
お遍路のグッズはできるなら、松山市伊予鉄高島屋の地下、または銀天街側から入れるまつちかタウン内に専門店(いよてつ巡拝センター)があり、そこで一式そろえるのがおすすめ。ツアーの予約もできて一石二鳥、スタッフさんがお遍路に詳しくキビキビとした対応で気持ちも引き締まります。多少は修行しにいく気持ちが必要なのかもしれませんね。

また、個人の希望に合わせて必要なものをアドバイスしてくれるのでその辺りの配慮がありがたかった。私のときは「最初は必要最低限、後でできる範囲でそろえていく」と伝えたらスタッフを付けてお買い物させてくれました。
お遍路するには何かと物入りで準備が面倒という印象があったのですが、若い人らが自由な形でお遍路を回ってくれたおかげでこうしていく決心ができたのもあります。準備物の中でも代用できるものがたくさんあるのだ。


【絶対に必要なもの】※参考は上記店舗で配布されている巡拝用品パンフレットより
金剛杖と杖カバー…杖はお大師さまを象徴するため扱いは丁寧に。買い物の際に「家に帰ったら高いところに寝かせてあげてください」とおっしゃっていました。私は、寝室の東の窓際に寝かせています。立ったままだと休めないから寝かすそうな。同行二人の名の通りこれから1年間、杖が相棒となるんですね。ちなみに、上部分5文字書かれた部分は触らないように、杖カバーで隠して使いましょう。
杖カバーはバンダナなど他の布でも代用できるとのこと。お言葉に甘えて、三角巾がわりに使っていた正方形の布(100円均一)を使わせていただきました。
他には、お地蔵さんにかぶせている編んだ帽子のようなものをかぶせている方もいましたが、8割がた杖カバー使っていました。かっこよさを考えると杖カバーですが、代用の布でも探しやすさからちょっと助かりました。鈴をつけたりリボンをつけたり、自分なりに工夫するといいかも。

線香、ろうそく、ライター(チャッカマン)、納札、数珠、教本…
これらは、本堂付近に近づいたら素早く取り出せる準備が必要。なぜなら絶対に使うし、団体ツアーの場合1カ所に人が集中して混み合うから!リュックだと取り出しにくいし、ウエストポーチだとしゃがんだり座ったときに線香やろうそくが折れてしまいかねないのでおすすめしません。やはり、ズタ袋か同じ型をした肩掛けカバンが最適です。
線香、ろうそく、ライター(チャッカマン)は100均で十分です。
線香は、着火剤付きのものが重宝しました。風が強いと着火剤ついていても大変です。さらに梅雨の時期には湿気に注意しないといけませんね。1カ所につき3本×2(本堂とお大師堂)使うのが一般的です。あせって折ってしまったり、落としてしまったりすることが多々あるので、多めにもっておきましょう。3本ずつとるために、ストローなどを切ってそれに入れて準備されている方もいました。生活の知恵満載です。
ろうそくは、指の第2関節ぐらいしかない小さなものを使います。こちらも本堂とお大師堂に入る手前で使います。こちらも100均で十分いけます。お供えするときは、奥のほうから置きましょう。手前に火を付けたものを置くと、後の人がやけどしちゃいます。
ライターは、専用の風よけ付きライターかターボ付きライターが最適。私はチャッカマンのほうがやけどしにくく便利だと思い込んでいました。しかし、何度かお遍路を経験されている人はライター派でした。しかもダイソーのターボ付きライターが一番良いらしく、風の強い日にも最適だそうな。他にも、風よけがついたお遍路専用のライターをもっている人も。これは600円程度するため少し高価になります。あと、回っている際に7カ所目来た時点で新品のチャッカマンがガス切れで使えなくなって困りました。当日は海上3メートルの波の高さで結構風が強い日、火の付けなおしは確かに多かった。予備で二つもっていると便利です。

納札は、巡拝センターか白い札なら108円で買えます。寺院で取り扱っているところも。まつちかタウンで買ったなら最初に説明を受けるかもしれませんが、事前に「29年3月吉日 住所 姓と名」を表に、願い事を裏に書いておきます。
住所や名前も個人情報が問題になるご時世なのでできる範囲で、願いごとは書かない人もいます。1カ所につき2枚必要なことがほとんど。前日までに書いておかないと
ツアーについていけなくなります。ちなみに私はバスの中で書きました(笑)酔うのであまりおすすめできません。
数珠は、葬儀用でこれも100均で買ったものをもっていきました。お経を読む際にじゃらじゃらといわせる風習があるのかもしれません。108個の珠をもった本連数数珠が2,268円~販売されています。こちらのほうが恰好は良い。
勤行本は、本堂ほかでお経を読む際に必ず使います。ツアーならお先達さん(前列に出てお経を読んでくれる方)が読み方を教えてくれました。これは一人ではわからないことだらけなので、ツアーで良かったと思います。

(長文なので後ほど更新します)
お遍路の場では、先輩方のアドバイスは非常に役に立ちます。